うっかりすぎる私が手帳と暮らす日々

手帳と一緒に充実した毎日を目指していますが、うっかりさんなのでいろいろ忘れがちです。子どもの受験(中学・高校)、コーチング、読書、居心地のよい家づくりなどについて書いています。

公文は中学受験に役立つか?

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「公文 中学受験」で検索すると…

ものすごい数のブログ記事が出てきます。

我が家も子どもたちがもっと幼い頃、どれだけ参考にさせてもらったかしれません。

こんな本もかつて話題になりました。

実際に読んだかどうか忘れましたが笑、個人的な見解としては、

✅一般に東大生のいるご家庭は教育に熱心

公文式教室は全国各地にあり、「身近」であるため、幼少期の習い事として通わせやすい

あたりが妥当なところかなと思っています。

ちなみに、「3人に1人」というのは、東大の学内新聞での調査のようですが、もしかしたらほかの大学で調査しても同じような結果が出る「かも」しれません。それほど知名度の高い教室です。

佐藤ママの東大理Ⅲに行った4人のお子さま達も公文をやっていましたね。

 

私が小学4年生の頃、公文でかなりのレベルの勉強をしてしたと推察される女の子がいました。珠算・暗算で段位に届こうとしていた私もたまに計算の速さで負けてしまい、「公文ってどんなテクニック?」と、子どもながらに不思議に思ったものです。

 それに対して、自分の目で(子どもを通して)確かめたいということと、公文は幼少期から学習習慣をつけるという点では意味があると思い、

中学受験の準備を始める(入塾する)小3の2月までに小学校の範囲(国語と算数のF教材)を終える

ことを目標にしました。

(今は、公文以外にも様々な知育教室があるため、よりご家庭やお子さんに合った教室を選ぶことも可能だと思います)

 

公文は「相性」が大事!

息子(小6)が1年生の頃、近隣の公文式教室に入りました。もれなく持ち帰る大量の宿題を全然やらない息子と「宿題やらないならやめなさい!」「やめない!」の攻防を幾度となく繰り返しました。(公文あるある)

また、息子が「早く足し算をやりたいと言っている」ことを先生に伝えた際に、

「数字が全て綺麗に書けないうちは先に進めない」

と言われ、親子のモチベーションが下がったこともありました。

 

公文は指導マニュアルがしっかりしていて、プリント1枚あたりの正答数や時間をクリアしない限りは何度も同じ教材をやることになっているようですが、私がそれにうんざりして必要性に疑問を持ってしまいました。そして、海外に赴任する小2の夏に息子は公文を辞めました。

一方、娘はこの「コツコツやるシステム」が性に合っていたのか、宿題が終わるまで寝ないで泣きながらやる子でした。元々国語が好きなこともあり、教材の中に出てきた本の内容の続きが読みたくて図書館で借りたり、色々な知識を吸収し、「それどこで聞いたの?」「公文の国語」ということが何度もありました。

同じ親から生まれた子でも、親子でも性格がそれぞれ違うように、公文(のような学習スタイル)との相性もそれぞれですね。

結論!公文は中学受験に役立つか?

娘は公文を小1になる春から2年近く続けましたが、新型コロナにより教室に通えなくなったことが引き金となり辞めてしまいました。算数はE教材(小5程度)の途中、国語はF1教材(小6程度)の途中でした。

 

中学受験塾のテストを何度か受けて、算数の図形や論理的思考が必要な長文の問題に歯が立たないのを見たときに、なんとなく「娘への公文の役割はこの辺でいいかな」と思ってしまったのです。我が家の学習(狭義の。体験学習などは別として)の目標は、公文で先に進むことではなく、志望校への合格だからです。

結局、当初の目標を達成することなく辞めてしまい、中学受験もまだですので、以下、娘が学校や塾のテストを受けている中での公文に対する感想です。

✅漢字や計算の先取りができる(娘は2年生の最後に漢検6級〈小5程度〉合格)

✅しかし、習った計算や漢字は意外とあっさり忘れる

✅国語の(抜き出しではなく)記述は苦手(公文と受験は目指すところが違うこともあり、塾のテストの答案の「型」などは当然身につかない)

✅算数の思考力は身につかないので、別のサポートが必要

 

その他、指導者の先生も実は大事だと思います。

我が家がお世話になった先生はベテラン先生の後継者に指名され?指導者になって日が浅く、良くも悪くもマニュアル通りでした。

私は率直なアドバイスが欲しいタイプですが、優しい先生なので、何度相談しても「よく頑張っていますよ」「本当に優秀です」としか言われたことがなく、本音ベースでの展望や課題などが聞けずじまいでした。この辺り、ご家庭がどこまで求めるかにもよりますが、遠くの教室の先生が面談で丁寧にアドバイスをされている話を聞いてうらやましく感じました。

 

ところで、公文からは幼児対象からたくさんの種類のドリルが市販されています。

 娘もはじめは自分で勉強するからと言ってこの本を買い与えたのですが、最近やっているのをさっぱり見ません…。そして最近、学校の漢字テストでも細かいミスをしてきます。

 

以上のように、幼少期に「勉強って楽しい」という気持ちを持たせ、受験勉強に移行するなり、ほかの勉強を極めることにつなげてあげるための選択肢の一つとして利用するのがよいかと思います。

 

【余談】「未来フォーラム」というモチベーション維持のためのイベント

「未来フォーラム」という、現学年の5学年以上先の教材をやっている子が集うイベントがあり、海外から帰国して英語の教材が進んでいた娘は一度だけ参加しました。子どもたちや保護者が順番にほかのお子さんたちのテーブルを回って教材を解いている様子を見学します。最終教材を終了した高校生によるパネルディスカッションもありました。

中学生、高校生がとても高等な問題を楽しそうに解く姿には感動を覚え、いつか子どもが趣味としてあんな風に公文をまた楽しむ日が来たらいいなとも思いました。

https://taky16.hateblo.jp/entry/2020/05/01/000000_1